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私と村雨君はしばらくして、犯人の自宅近くに到着した。
(無線)栞:現場に到着、須田さん達は付近に聞き込みして。
(無線)須田:分かりました
私の言葉に須田さん達は聞き込みに入ったのが分かった。
村雨:大丈夫か?
栞:大丈夫、ありがとう
私は首元のネックレスを触り、気持ちを落ち着かせた。
栞:村雨君も、聞き込みに行って
私は窓の外を見たまま言った。
村雨:しかし
栞:ごめん、少し1人にして
私の言葉に、村雨君は黙って車を降り、聞き込みに入った。私は窓の外を眺めたまま、考え事をしていたが、携帯が振動してる事に気がつき、ディスプレイを見てから、耳元の無線と車の無線の電源を切り、電話に出た。
栞:もしもし、お父さんどうしたの?
(電話)総監:捜査はどうなってる?
お父さんも気になっていたようで、聞いてきた。
栞:今自宅にはいなくて、村雨君達が聞き込みしてる
私はため息を吐いた。まだ信じられないからだ。
(電話)総監:そうか
私は一度目を閉じ深呼吸した。
(電話)総監:お前、あいつが親戚だとバラしたら、辞めるつもりだろ?
私は父の言葉にビックリした、やはり父親だ考えてる事は分かるみたいだ。
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