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村雨:お前、辞めるつもりじゃないよな?
車で待機してる時にふと聞かれた。私はドキッとしたが、あえて冷静を装い答えた。
栞:そんなわけないじゃん
村雨:ならいいが
それだけ言うと、村雨君は外の景色を眺めた。後10分で6時という時、無線が入った。
(無線)須田:容疑者発見、家に向かってます。
私は須田さんの言葉に村雨君と目を見合わせ頷いた。
栞:了解、私と村雨君が職質かけるから、三人は後ろから逃げないように、援護して。
(無線)須田:分かりました
私と村雨君はもう一度、目を見合わせ頷きあってから車から降りた。
栞:手錠は私がかける
私の言葉に村雨君は黙って頷いた。容疑者が見える所に来たため、私たちは容疑者の前にたった。
栞:神南署のものですが◯◯さんですね?
私は警察手帳を見せながら、容疑者に近づいた。容疑者の後ろには須田さん達がいる。
犯人:そうですが?
栞:聞きたい事があります、先日の殺人未遂事件の事です。
私は冷静にのべた。容疑者は私が理由を述べ終わると、肯定するかのように逃げ出した。
栞:まてっ
直ぐに全員が追いかけ、桜井さんと黒木さんで取り押さえた。
栞:逃げたって事は、あなたが犯人ですね?
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