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犯人:そうだよ、あいつの親が悪いんだっ
その言葉に私だけでなく、皆の目が怒りの目に変わった。私はズボンの後ろポケットから手錠を取り出した。
栞:◯◯、根岸みゆきさんに対する、婦女暴行ならびに、殺人未遂の容疑で・・・・・
私はそこまで言うと、止まってしまった。やはり、犯人とは言え、親戚に手錠をかけるのを戸惑った。
須田:西堀さん?
村雨:栞
村雨君だけでなく、須田さんや取り押さえている、桜井さんたちも私を心配そうに見つめている。
犯人:ははは
静寂に包まれた中、犯人の笑い声が聞こえた。私は嫌な予感しかしなかった。
犯人:そらそうだよな、いくら俺が犯人だからって、お前と親戚の俺に手錠はかけれないよな
その言葉に村雨君以外の表情が変わった。私は一つ深呼吸した。
栞:◯◯、婦女暴行ならびに殺人未遂の容疑で逮捕する。
私は声を大きくし、手錠をかけた。
村雨:栞・・・・・
栞:ごめん、須田さん達で連行してくれる?
私の言葉に三人は頷き、犯人を連行して行った。私はその場に座り込んだ。
村雨:大丈夫か?
村雨君は心配そうに、問いかけてきた。
栞:大丈夫、ごめん
直ぐに立ち上がり、近くに止めていた、車に乗り込んだ
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