2人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくして舜は診察を終えた。
舜:少し不整脈が出てる
舜の言葉に私はやはりと思った。熱はないのに怠いのは不整脈の証拠だ。
栞:そう、じゃああの薬飲まないとね
私の言葉に舜は頷いた。
舜:どうする、点滴しておくか?
舜の言葉に私は左右に首を振った。捜査に戻る為だ、今は休んでる暇はない。
栞:捜査に戻らなきゃ
私の言葉に涼子さんは驚ろき、舜は呆れた表情だ。
舜:捜査もいいが、身体を大切にしろ
私は舜の言葉をうれしく思った。涼子さんは心配そうに問いかけてきた。
涼子:署の人は誰も知らないんですか?
栞:誰も知らないよ
私の言葉に、涼子さんは目を見開いた。
涼子:どうしてですか?
栞:余計な心配とか、気を使わせたくないからね
私の言葉に涼子さんは深い溜息をついた、舜も少し呆れているようだ。
舜:気持ちは分かるが、倒れたらどうしようもないぞ
舜の言葉に今度は私が溜息を吐いた。
栞:分かってる
私はゆっくり立ち上がった。そろそろ捜査に戻りたい。
舜:気をつけろよ、また来週の水曜はいつもの時間にな
私は舜の言葉に頷き、涼子さんを見た。
栞:このこと、安積さんには言わないでね
私はそれだけを言うと、部屋を出て、病院を出て車に乗り込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!