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電車に乗って1時間、そしてそこから30分歩いたところに地獄門はあった。
「着いたぁー!」
到着し、地獄門の入口前で万歳と言うかのように歩は両手を上げる。
「春秋君!地獄門だよ地獄門!」
歩は嬉々とした笑みを浮かべて八重歯を見せた。
「そうだな」
可愛い仕草をする歩にときめいている自分に微笑する。
「ここ、どうしても春秋君と来たかったの」
「なんで?」
こんな地獄に恋人と来たかったとかコイツは狂っているのか?
雰囲気がぶち壊れて別れる事間違いなしだぞ。
「春秋君がMだから」
意味分からん。というかオレはSだ。変な勘違いはしないで欲しい。
「ケツ蹴るぞ」
「春秋君のエッチ!」
何故そうなる!
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