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「おう、兄ちゃん。ここ入って行きなよ」
豆乳温泉の方から男性の野太い声が聞こえる。その声の主を見ると丸坊主だった。彼はこの温泉の犠牲者で間違いない。
「いえ、遠慮します」
「そう恐縮するなよ」
そう言うと男性は立ち上がりこちらに向かってきた。
首の方まで浸かっていたから分からなかったが男性の身体はかなりがっしりしている。これぞまさに兄貴って感じだ。
しかも……
男性の下半身を見る。
「すごく……大きいです」
オレのチンデレラをピストルと例えると彼の物の大きさはバズーカクラスだった。ここまで大きいと男性としての自信を失いそうだ。
「優しくするから安心しろ」
おい!言い方怖いぞ!
男性はオレの右手を掴んだ。
「入らないのか?」
ニカッと笑い前歯を光らせる男性。それを見て反射的にお尻をキュッと締める。
『入らないのか?』が『やらないか?』に聞こえてかなり怖い。
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