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そんな彼がピアノ教室まで来てくれて鉢植えを渡してくれた。鉢植えには白くて可愛い花が一輪咲いていた。彼は違う所で習っているはずなのに…。
でも、ライバルとして受け入れてくれたみたいで嬉しかった。だけど、俺は彼について何も知らない。だから俺はこんな事を言ってみた。
「俺のピアノまで時間あるから一緒にピアノ弾かないか?」
ピアノを習っているなら、ピアノで語るのが一番だろう。すると彼は何も言わなかったが首を縦に振った。多分肯定の合図だろう。ライバルは無口らしい。
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