第二章--さようなら

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第二章--さようなら

Kは用意するモノを取りに行くからまた後でと言い残し 夜の闇に消えて言った 慶太は溜め息を着くと裏口から中に入った 「慶太!!一体何時間電話してんだい」 「…ごめん…なさい」 「全く!!あんたなんてあん時金持ちの変態に売っときゃ良かったよ!」 店がザワザワとざわめき出す 店中で慶太の過去を知ってるのはこの女主人と慶太しかいないので 当然キャバ嬢達は知らない 「姐さん…昔なにがあったのさ。慶太を昔売ろうとしたの?」 「こいつはね、自分の母親殺して、父親に見捨てられて、今此処にいんだよ!!」 「…五月蠅い」 慶太は激しい怒りを押さえながら言った 「なんだい…あたしに歯向かうのかぃ?淫売のガキが」 「黙れっ!!!!!」 慶太の初めて発する怒鳴り声に店は静かになった そこに キィッ--- 「おやおや、随分とお怒りですね。慶太」 静けさを破ったのは 先程の黒づくめの男だった 「…ハア…ハァ……K」 肩で荒々しく息をする慶太を横目に 「Y。慶太をお願いします」と後ろにいた黒づくめの女に言った .
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