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ーーそして
まさかの里菜からのプロポーズ。
社長には
「里菜が隆志君を選んでくれて嬉しいよ。以前はろくでもない男と付き合っていて、どうなるかと心配したが……里菜のことも、我が社の将来もよろしく頼む」
と、頭を下げられた。
こんな
こんな素晴らしい人生が、俺を待っていたなんて!
「あのね…赤ちゃんが出来たの」
全ての人に祝福された結婚式の夜、さらに里菜からのサプライズ告白。
俺は情けなくもまた号泣しながら、里菜をそっと抱き締めた。
「…一生守るよ、里菜とお腹の子供。俺は死ぬほど幸せな奴だ…」
里菜は俺をちらりと見て、慈愛に満ちた眼差しで自分のお腹を優しく撫でた。
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