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「隆志くん、私と結婚してください」
里菜の言葉に俺は固まった。
鼻の奥がジンとして、視界がどんどん潤んでくる。
プロポーズなんて普通 男からするもんで、そしたら女が感動して泣いて それを男が抱き締めて…
「隆志くん、返事して?」
「ズズッ… はいっ…お願いしますっ… ウッ」
これじゃ真逆じゃん…
「永遠に私を守ってくれる?」
「ウウッ…誓うよ…」
里菜が…こんな俺と結婚してくれるって…!
俺は嬉し過ぎて、カッコ悪く号泣した。
そんな俺を 里菜は静かに見つめていた。
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