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目を開けると
そこはいつもの景色だった
何も変わらない風景
何も変わらない日常
けれど
僕はもう迷わない
怖くても
負けそうでも
自分で踏み出さなければ
何も変わりはしないから
眩しい朝日を
目蓋の裏に感じながら
僕は立ち上がった
しっかりと手の中に
『すなくじら』を
握り締めて…
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