1.出会い

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「む?なんだぁ?お前らは何故ここにいる。 ここに来て良いなんて、私は許可を出しはいないぞぉ?」 ほうじょう博士がこの部屋に入ってきた。 …そうだ、セフィロスとの話が夢中になって、ほうじょう博士が来る時間を忘れてたっ! ど、どうしよう! セフィロスに眠った振りをしていてくれ。なんて言われてちゃってるし…。 ピピピ… え? ボタンを押す音? え、と…たしか左横にいるのは……ジェネシス? でも、どうして…。 「お、おい!私のサンプルが入っているカプセルに触るな! パネルを押し間違えると、そのサンプルが壊れてしまうぞっ!」 「ふんっ、そんなこと知るか。 …この娘は、俺の小鳥だ」 は、い? 何故にここで小鳥発言? もしかして、ちょっと…いやかなり?頭がおかしい人なんじゃ…(汗) ピピ……プシュー ……あれ?瞼の向こうが、薄い緑色じゃなくなった。 もしかして、薄い緑色の液体が抜けたのかな。 「ちっ!このカプセルは開かないか。 …ならば」 ……スッ 「よせ!ジェネシス!!」 「な!魔光がカプセルから!! 貴様ぁ!ジェネシス、サンプルがおかしくなってしまったらお前の責だからなぁ!?」 え?え?何が起きてるの? セフィロスが慌ててる声だし、ほうじょう博士は怒ってるし…。 ブンッ!! ガシャァッン!!! 「私の可愛いサンプルが!!」 「…リオン!」 …ジェネシスのレイピアによってリオンのカプセルは破壊された。 「……目を覚まさないか。なら」 ジェネシスはもう一度レイピアを振り上げ、そして直ぐ様降り下ろす。 ビュンっ!!
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