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「む?なんだぁ?お前らは何故ここにいる。
ここに来て良いなんて、私は許可を出しはいないぞぉ?」
ほうじょう博士がこの部屋に入ってきた。
…そうだ、セフィロスとの話が夢中になって、ほうじょう博士が来る時間を忘れてたっ!
ど、どうしよう!
セフィロスに眠った振りをしていてくれ。なんて言われてちゃってるし…。
ピピピ…
え?
ボタンを押す音?
え、と…たしか左横にいるのは……ジェネシス?
でも、どうして…。
「お、おい!私のサンプルが入っているカプセルに触るな!
パネルを押し間違えると、そのサンプルが壊れてしまうぞっ!」
「ふんっ、そんなこと知るか。
…この娘は、俺の小鳥だ」
は、い?
何故にここで小鳥発言?
もしかして、ちょっと…いやかなり?頭がおかしい人なんじゃ…(汗)
ピピ……プシュー
……あれ?瞼の向こうが、薄い緑色じゃなくなった。
もしかして、薄い緑色の液体が抜けたのかな。
「ちっ!このカプセルは開かないか。
…ならば」
……スッ
「よせ!ジェネシス!!」
「な!魔光がカプセルから!!
貴様ぁ!ジェネシス、サンプルがおかしくなってしまったらお前の責だからなぁ!?」
え?え?何が起きてるの?
セフィロスが慌ててる声だし、ほうじょう博士は怒ってるし…。
ブンッ!!
ガシャァッン!!!
「私の可愛いサンプルが!!」
「…リオン!」
…ジェネシスのレイピアによってリオンのカプセルは破壊された。
「……目を覚まさないか。なら」
ジェネシスはもう一度レイピアを振り上げ、そして直ぐ様降り下ろす。
ビュンっ!!
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