第1章

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私の名前は、高坂永遠〔とあ〕と言う。よく高坂永遠〔えいえん〕とか言われるが私は永遠〔とあ〕だ。 そんな私ももう高校2年生なのです。 そして私には大切な友達がいる。 その子の名前は、美乃遥という。 とても可愛い。とにかく可愛い子です。 でも、1つ何か言うのならば、遥は無口です。 とにかくしゃべりません。だけど私の友達です。 遥がなぜ無口になってしまったのかその理由は昔は遥も元気でとてもいい子だった。 しかし、遥が高校に入って間もない頃、御両親を車の事故で亡くしたそうだ。 そのショックにたいきれず無口になってしまったのだ。 だけど私は一緒にいても別に無口でも飽きない逆に楽しいのです。表情を見てるのが。 そして、数日が過ぎた次の日の放課後。 あまりはもうすっかり夕焼けが広がり太陽が沈もうとしている。 「遥、もう夕方だよ。帰ろうよ」という。 遥は当然無反応。 「……(私の方をちらっと見る)」 そして、太陽が沈む寸前急に遥が立ち上がり。 「いつも一緒にいてくれてありがとう。」という。 私は、初めて遥の声を聞いた。 私の中の時間が一瞬止まった。 そしてと戸惑いながらも一生懸命心の整理をした。 少し落ち着いてきた。 私はその言葉に対してここ言う。 「こちらそこ。声きれいだね。」と少し言葉を付け加えてそう告げた。 そして、遥はニコッと笑ってくれた。 可愛いかった。 そしてわたし達は手を繋ぎながら帰路についた。
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