奴良組拡大

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「此方に達磨一派の頭領がいると聞いて参ったが頭領に会わせて頂けないだろうか?」 俺が達磨一派の本部に着いたので見張りらしき人物に声をかけた。 「申し訳ありませんが、今我等、達磨一派の頭領は九尾の女狐と小競り合いを起こしていてそれをどうにかするために此処から南南東におよそ10km先の場所におります。急な御用事でなられぬなら二時間半もお待ち頂ければ頭領も帰ってくると思います」 「そうでしたか。失礼します。聞いたな?行くぞ、大天狗、烏天狗、雪女、そして河童」 本人不在の上に闘えるかも知れない九尾に会えるという一石二鳥だ。いかないなんて選択肢はそもそもない。 「おまえ達は慌てずにゆっくり来るがいい」 俺は3億倍に強化された身体能力で走り出した。後ろにはソニックブームみたいなのが起きてるがそんなのは知ったこっちゃない。確か達磨一派の見張りが言うにはこの先だな。
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