天野家潜入捜査

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暫くするといかつい感じの爺にそこそこ強そうな奴等を数人引き連れてきた。 「お前さんが当主かい?」 「そうじゃが。そういうお主は奴良組の大将でいいのかのぉ?」 話してる間に爺の連れてきた若い奴が札を構えたり陰陽術の印を結んだりしていてうざいな。 「いかにも俺が大将だ。俺はあくまで話し合いをしに来たつもりだがお前達は奴良組に戦争でも売るつもりか?」 面倒だから殺気を放ってやると気絶した。 「なっ!?貴様、我が天野家と殺り合うつもりか?」 先に仕掛けられたからやり返しただけなのに。いっそ奴良組の力を思い知らせる意味も込めてこの家を潰してやろうか? 「まぁ、良いから下がりなさい。今のは水に流すとして本題に入るとしようかの」 それからは陰陽師の連中も何もせずに爺が淡々と話した。
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