勇者ってのは無駄にハイスペックで質が悪い

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「勇者様、ここが覚醒の泉です。ここに入ればこの世界を救うだけの力が手に入ります」 「それじゃ行ってくるね」ニコッ 「はう…その笑顔は反則です」 僕はユラに一言言ったあとにユラが何かを言った気がしたけど聞き取れなかったので泉に入った。泉に入ったと思った次の瞬間に僕は一面が真っ白の世界にいた。 「勇者シンイチ、お待ちしていましたよ」 「どうして僕の名前を?」 急に現れた美人な人が何故か僕の名前を知っていたので聞いた。 「あら、綺麗だなんて。シンイチの質問に答えるならここ私はこの世界バーミアの世界神でここで貴方に力を渡すためよ」 そういうと神様は突然僕にキスをしてきた。 「な、何してんの?」 「これも貴方に力を渡すためです(本当は私の魔力を流せばいいだけだけど)」 僕の初めてだったのに。でも困っている人たちを救うためだもんね。仕方ないよ。 「それじゃ僕を元の世界に戻して貰える?」 「分かりました。ではまたいずれお会いできる日を待っていますよ」 これの言葉を聞いて僕の視界が一瞬暗くなったと思ったら次の瞬間にはユラの前にいた。
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