5291人が本棚に入れています
本棚に追加
数十分後
「全て終わりましたよ」
神にそう言われても何も変わったようには感じないな。腰に差してある刀以外は。
「ならば、こちらの水晶に魔力、こちらの水晶に妖力を流してください。魔力に妖力の扱い方は既に与えました。ついでに刀は貴方以外が握ると生命力を吸うのと絶対切断を付随するサービスをしましたよ」
確かに魔力に妖力の扱い方は知っていたのでそれぞれ流してみたら
「魔力は15億に妖力は無限と」
「彼方の世界での15歳の平均魔力は15万ですから。因みに世界レベルで見ても15億の魔力は5本の指で数える程の量です」
俺が気になっていたことを教えてくれた。
まぁあれだな。力だけあってもコントロールできなきゃしょうがないよな。
「そうですか。では早速修行をするかな」
「あの、無責任なようで申し上げにくいのですが、私は書類や世界の管理と色々と仕事があるので失礼します」
申し訳なさそうに神は謝ってきたが、そこまで面倒見てもらうほど俺も図々しくはない。
「いえ、構いませんよ。自分の力は自分でコントロールしてみせますので」
それから神は最後にすみませんと行って出ていった。
最初のコメントを投稿しよう!