第1章
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青山の大学と墓地のあいだにある小さな裏通りに、その店はある。店の名はユーロアンティーク、ヨーロッパのアンティークだけ専門店。 店の裏手には、同じ経営者が質屋をやっていて、六本木の夜に働く人たちやときには青山の学生たちが、ユーロの一流ブランド品を質入れにくる。 お客様や元恋人からもらったブランド品を、簡単に手放してお金に変えてゆく。 ☆
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