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Sunday青い影がおちている
酸素ボンベをくわえて
もういちど眠ろう
いのちの凛々しい香りに
なぜだか胸をしめつけられる
青嵐よ立ち止まってくれ
何も運ばずに
そこで待っていてくれ
清爽という気高さが
目にぎんぎんと染みてしまう
日増しに色濃くなる
花も草木も
うつろだった景色が鮮明になり
わが心象もいよいよ突然変異
晴れ渡る空から剥がす
透明で薄弱な光もまた
集めて
重ね合わせれば
青になる
くらいくらい宇宙から落ちて
くらいくらい深海から這い上がる
はち
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