五里霧中編_拾弐
3/27
読書設定
目次
前へ
/
40ページ
次へ
ふー、と息を吐き出し、もう一度気持ちを奮い立たせる。 「父は祖父母にとって、 唯一の男の子どもで最後の子でした。 特別な存在だった、 と伯母が話していたのを覚えています。 私の前で口にすることはありませんでしたが 祖母は病床で夢うつつの中、 信二(シンジ)、と父の名を何度も呼んでいました。 祖父がそんな祖母を見かねて、 何度も何度も父に顔を見せに来るように 電話で頼んでいたのを覚えています。」
/
40ページ
最初のコメントを投稿しよう!
1人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
5(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!