五里霧中編_拾弐

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  でもっ!、と叫んだ。 何より、許せないのは、何より、憎いのは・・・ 「彼は来なかった。 一度も、祖母の葬式にさえ、コナカッタッ!!!!! 最期に会いたいという、 そんな些細な願いさえ、あの人は踏みにじったっ!!!」 私に会いたくないなら、消えたってかまわなかった。 私が許せないなら、殺してくれたって良かった。 なのに、なんで、 あの人は私と一緒にどうして、 自分を愛してくれた両親まで捨ててしまうの?・・・ ・・・・・・・・・どうして、捨てられるの?・・・
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