五里霧中編_拾弐
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感情が爆発しそうになって、力任せに自分の肩を掴む。 痛みしか、正気を保つ方法が私には分らない。 「なのに、あの人は金銭的に困ると、 再婚相手をよこして、祖父を困らせた。 あの女性は言ったんです。 親なら子どもの窮地を助けるのは当然ですよね?って・・・」 子ならっ、と私は怒鳴る。 そして、 高ぶり過ぎる感情を抑えようと息を一度吐き出し、続ける。
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