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「で、その古賀くんね、国語の授業で
朗読あてられた時もやっぱり読まなかったらしくて
ゲスヤマに成績1にするって言われたんだって!」
「まじ?ばかじゃんそいつ」
「学年ワースト5(ファイブ)のすみちゃんより
はるかに頭良いわよ、コガくん」
「なっ!!なんで俺の成績知ってんだみーこ!!」
すみちゃんは私よりもバカだったみたいだ。
おしゃべりは楽しい。
誰かと話すとスッキリする。
言葉にすると気持ちに整理がつく。
それなのに
「なんでコガくんは話さないんだろう?」
不思議。
「そう!そこが分からないの!
ミステリアスな雰囲気が素敵よね!
暴きたくなるっていうか、さらけ出したくなるっていうか!」
「みーこが言うとド変態に聞こえるな」
「あんたみたいな女男に女のロマンが分からないわよ!」
「はぁ!?ロマンじゃなくてゴウマンの間違いだろ!!」
「ゴウマン!?何よ!」
コガくんは、なんで話さないんだろう?
どうして、話をしなくなっちゃったんだろう?
寂しくないのかな
「「聞いてんのゆり!!」」
「え?あ、ごめん何?」
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