今日の夕飯【お誘い編】

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まだまだカレー鍋を持ってうろつく健太とその後ろをついていく鈴、青流、和樹。 四人はとある部屋の前で止まった。 「書庫だが?」 「物音が聞こえた」 青流はそーっと扉を開ける。 中には二人の後ろ姿があり、四人で静かに近づいていく。 四人はそーっと近づくと何をしているのかと覗きこんだ。 茶髪の少年と少女は勉強をしていた。 青流は呆れながら二人に話しかける。 「お前ら二人して……こんな所まで来て勉強してるのか?」 「きゃ!」 「うぁ! あ、青流さん驚かせないで下さい!」 「そんなに驚いたか?」 「うん……」 「後、余計なお世話ですよ! 僕達は勉強したくて学園に入ったんですから」 「へいへい、悪かった」 二人の頭をワシャワシャとなでる青流。 そこに健太がカレー鍋を見せ、一緒に食べないか誘う。 「カレーか……來華どうする?」 「……カレー食べたい」 「赤月とシャドーが庭に行って準備してるから手伝ってやってくれないか?」 「分かった……」 「了解!」 二人はノートや筆記用具を持って書庫を出ていきました。
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