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「眩しい太陽、煌めく波、そして水着の可愛い女の子」
ニヤニヤとする赤月に双子の兄、和樹が蹴り飛ばす。
「おい……不審者。 風紀委員の所に連れていかれたいのか?」
「だってー! だって見てよ! あの楽しそうにはしゃぐ女子の眩しい笑顔!」
「まぁー……楽しそうではあるな」
「でしょ! そしていつポロリがあるか」
──ドスッと音がすると赤月はその場に倒れた。
しばらくすると赤月が目覚め、その目の前にはシャベルをもった和樹が仁王立ちで立っている。
手をついて起き上がろうとした赤月だが体が動かなかった。
その理由は──
「お兄様? 俺……埋められてる?」
「埋めました」
「えっと……出して?」
「下心丸出しを反省してるか?」
「……努力します」
「もう少しそこで反省してろ」
そう言うと和樹はどこかに行ってしまった。
───end────
その後はぐったりとした赤月が屋敷に運び込まれましたとさ。
と言う真のendが有りますが、それはまたいつか
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