入学篇Ⅲ

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「ほぉー…私としては魔法弾だけでよかったんだけど、実弾使えるならいざって時に頼れるねー」 「約二週間…我ながら頑張ったようん」 「に、二週間でこれ程の物を…ッ!」 性能を聞いた後のリアクションとしては普通な一世 実際このようなバングル・携帯端末型以外のPMDは、 同じような形のSMDと比べて個人に合わせて造られることが多いため最低でも一ヶ月近く掛かるのが常識であり、 一世の非凡なリアクションではあるが二週間でできるとゆうのは驚くべきことである 「それじゃそろそろ行きますか」 「うん」 「えっ、あっ、待ってくださいッ!」 そう言い隠れていた倉庫の陰から出てAクラスの元へ向かう三人 「ん?」 クラスメイトの男子と模擬戦をしていた杉田は、こちらに向かってくる三人…葵・奏・一世に気づき模擬戦を中断する 「おい、アレって…」 「剣宮さんと…ダンス?」 他にも気づいたのか、そんな声が聞こえてくる それと同時に笹川が前に出てきて葵達と対面する 「ふん…剣宮、ダンスなんて連れてどうした?」 「私とこちらの二人で中央訓練場にAクラスを力尽くでも連れてこいと言われましたので…悪いですが、来てくれないでしょうか?」
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