入学篇Ⅲ

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一世のそんな言葉に笹川は…いや、笹川以外のAクラスの大半は笑い出す 「ははははッ!力尽く?面白い冗談だね剣宮さん。 たかがダンス…話からするにDクラスごときを二人連れただけで君に何が出来る? それにこちらとそちら、人数に差があり過ぎて勝負にもならないよ」 笹川の言葉に笑っていたAクラスの生徒も同意する 「なら仕方ありません…」 そう言って一世は腰に挿していた刀型SMDを抜く。 それに合わせ少し後ろに下がっていた葵と奏はグローブと銃型PMDを構える 「そうかそうか…どうやら学年首席は相当な馬鹿なようだ。いいだろう」 そう答え笹川を含めたAクラス…一世と笑っていなかった女子生徒二人を除いた二十五人はそれぞれのバングル・携帯端末型PMDを構える 「(この中でマシなのは…構えてない二人かな?)」 『(だね。まぁ支給品のPMDじゃなくて団体用のSMD使ってる時点でレベル違うのは目に見えてるわけだし)』 支給品でも大衆用と専門用の違いとゆうやつで、SMDの使用者は例外はあれどバングル・携帯端末型のPMD使用者より強い場合が多い。 構えていない二人は恐らくAクラス内でトップクラスの強さであろう
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