入学篇Ⅲ

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「くッ!」 「くらえダンスッ!」 声に反応しギリギリで背中からの攻撃をを前に出て避けた笹川。 それと同時に動きを止めていた葵と奏にAクラスの『アイスバレット』と『ウインドバレット』が放たれる 「ふふっ」 「ばーか」 しかし、量と大きさはあるものの二人にとってはあまりにも遅いその魔法達は余裕で躱され、二人の後ろにいた回避後で硬直している笹川に当たる 「ぐぅッ!何…してんだ役立たずがッ!」 「なんだとッ!自分は魔法だって使ってないくせにッ!」 「だいたい何が学年次席よ偉そうにッ!」 当たりどころが良かったのか、すぐに立ち直った笹川は自分に魔法を当てたクラスメイトに怒鳴り散らす。 それを皮切りに様々な怒号が笹川に降り掛かる 余程普段からの態度が気に入られてないのか、戦闘中にも関わらず仲間内で口喧嘩が始まってしまう そんな集団を葵達三人と離れて見ている二人は各々呆れる 「なんか…同じAクラスとして恥ずかしいです…」 呆れてスイッチが切れてしまった一世は刀を納めてしまう
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