入学篇Ⅲ

22/32
前へ
/548ページ
次へ
「ちょっと力加減ミスちゃった。いやー、中途半端な強さだと難しいね」 「そうだよ鮫島先生、中途半端なのがいけないんだよッ!」 「あの、私…誰も気絶させてないんですけど」 三者三様、それぞれに言い訳をしだす 「はぁ………剣宮、お前は模擬戦してる生徒と合流して参加しろ。 そして姫と犬吠埼…このう"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"か"も"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ん"ッ!」 全てを震え上がらせるような鮫島の怒号が訓練場に響く 怒号を向けられている葵は馴れているのかさほど驚きもせずまたか…とゆう表情をしているが、 同じく怒号を向けられている奏、近くにいた一世と杉田、離れている狭間姉妹とDクラスの生徒達は耳を塞いでその場に座り込んでしまった 「折ってもいいってのは建前だぁ ッ!お前ら二人なら気絶させるだけで済んだだろぉッ!あ"ぁ"ッ!? 何が力加減ミスっただ、お前ら面倒臭いから折ったんだろうがぁッ!これじゃしばらくロクに訓練できねぇじゃねぇかぁッ!う"ぉ"ぉ"お"い"ッ!」 「ストップストーップッ!シャーク先生、みんな気絶寸前だからッ!」
/548ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加