入学篇Ⅲ

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魔法を発動させるには魔力とその魔力を流すための管…すなわち魔力回路が必要だ。 その魔力回路が切れると、笹川のように一時的に体を動かせず声が出せなくなる 「『サイクロン』…一年は使用制限の魔法だったな。 入試では誰も制限許可は出てないしまだ定期テストもしていない…無断使用に無断登録…罰の対象だ」 「魔法が使えず体も動かせない…充分罰だと思うけどなー」 「それを判断するのは教師だ。とりあえず授業は続けるぞ」 「え"?私以外もう気絶してるんだけど…」 「なら私と姫でだ。構えろ姫ぇッ!」 ーーー16:08・1-D学生寮/1D01ーーー 「あぁー…もう、シャークさんマジでやり過ぎ…」 『まだ魔法無しの組み手で良かったじゃない』 「そうだけどさー…」 「私が気絶している間にそんなことしてたんですか…」 その日の授業も終わり、部屋に帰ってきた葵と凪はリビングでダラケていた。 帰ったばかりなのか制服を着崩していたりするが 「おーい、姫ちゃーんッ!」 「…遊びに来た」 突然、 玄関の扉が開かれ奏と早苗が葵達の部屋に入ってきた
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