入学篇Ⅲ

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箱に詰められたマガジンとマグナム弾を受け取る奏 「…って、魔力が蓄積されるのはいいけどどうなるわけ?」 「んー、当たったモノの魔力を一時的に乱す…簡単に言えば魔力版麻痺弾? 弾丸に込められる魔力量の関係で一秒ぐらいしか効能ないけど」 「なんかアブソーブシステムの話聞いた後だと凄さがわからないなー」 ここまでの説明を聞いて最もな疑問を投げかけた奏に葵がそう答えると奏がかなり微妙な顔をする 「かなかなの速さ重視の戦闘スタイルに合わせたものだから相性はいいと思うよ?」 「そう…かな?まぁありがと」 「さてと、それじゃ遊ぼうか」 話も終わり、四人はその日遅くまで遊んでいた ーーー5/7/(木)/00:20・葵の自室ーーー 「夜分遅くにゴメンねー奏詩(そうし)さん」 『いや、君のプライベートチャンネルからの通信を出ないわけにもいかないだろう。 それにちょうど仕事も終わったしな…それで、何の用だ?』 深夜、ディスプレイの明かりのみで照らされた部屋で葵は七頭家当主…七頭 奏詩とリアルタイムによる映像通信をしていた
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