偽りの劣等生〈ダンス〉

新人戦篇Ⅰ

ｰｰｰ6/8/(月)/09:10･ 1-D教室ｰｰｰ

「さて、一通り今送ったデータに目は通したな？」

とある日の一時間目、授業変更により全一年の授業がLHRになりある行事についての説明をされていた

1-Dも例外なく、生徒全員に行事についてのデータが送られていた

送られたデータの名は…『全国魔法学園新人戦』と記されている

「知っている者が多いと思うが、二週間後の新人戦は八ある魔法学園の一年生同時による模擬戦を行うイベントだ。
各校共クラス毎に四人一組を選び各校内でトーナメント制の模擬戦、
その模擬戦で最も強い上位二組が本戦に参加できる」

データに書いてあることを鮫島は簡素に説明する

「当然内のクラスからも一組選ぶわけだが………戦闘実習の成績から私が選んでおいた。
仲が悪かろうが異論があろうが変える気はないからな。
では発表する………春夏冬 葵、久津 凪、犬吠埼 奏、御堂 早苗…以上四名は一週間後の校内代表戦に出場。
尚出場者は当日まで自由行動、寮の訓練場で鍛えるもよし、授業に出ずのんびり過ごすもよし…但し結果は後からついてくるから各自考えて行動するように」