新人戦篇Ⅰ

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「…リミッターはどうやって解除するの?」 「片刃のナイフだから背の部分を指でなぞればリミッターは外れるよ。 リミッターは魔力を流すの止めれば自動で付くから」 「…今度は木の板だして」 そう言われ厚さ1cmの木の板を構える葵 「…ふッ!」 早苗が今度はリミッターを外さずに魔力を流してナイフを振るう 結果木の板は切れたが、断面は真っ直ぐではなくギザギザになっている 「なんかリミッターある方が危険な気がするんですが…」 「切れ味がなくなった分断面がギザギザだから腕とか切ったら治療しづらいね」 「…使い分け、大事」 そんな結論になったが、まだまだ時間は余りまくっている 「さっ、とりあえず模擬戦しよっか」 「そうですね…どうします?二人一組でチーム戦にしますか?」 「…本番はチームワーク大事だし、それでいいと思う」 余った時間をチーム戦をすることに決めた四人は早速チーム分けをし始める 「まずは葵さんと奏さんは別々にしましょう。二人共クラスでも別格ですし」 「いや、最初は私とかなかな、凪ちゃんとさなさなでチーム分けだよ」
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