新人戦篇Ⅰ

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Aクラスに楽々勝てる二人を分けようとした凪にそんなチーム分けを言い出す葵 「それじゃ戦力が偏るじゃないですか」 「だからそう分けるんだよ、ねっ姫ちゃん」 「かなかなは理解したみたいだね」 「…どーゆうこと?」 葵のチーム分けを理解できていない凪と早苗 「私と姫ちゃんは二人に比べて速く動けるでしょ?でもそれって"眼"が良くないと動けないだ」 「この場合の"眼"は観察眼だったり直接的な視力のことね」 「…つまり、凪とのペアで"眼"を鍛えるってこと?」 葵と奏の説明にそう問う早苗。その問いに二人は頷く 「てことで、まずは速さに馴れてもらうために"目に映る速さ"で私達が動くから凪ちゃんとさなさなはお互いに気をつけつつ私達に攻撃してきて」 「とりあえず一撃貰うまでは攻撃しないから」 「…むっ」 「そう言われると意地でも当てたくなりますね」 「それじゃ始めるよーッ!」 ある程度離れて向かい合う二組。加速魔法を使う為凪は鞭のコンソールに、奏と早苗はバングルに手を添える
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