新人戦篇Ⅰ

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「三、二、一………始めッ!」 葵の合図で模擬戦が始まる が、全員加速魔法は掛けたものの誰も動こうとはしない。 初めは様子見に入ってるようだ 「…ッ!」 痺れを切らしたのは早苗、素早くバングル型MDに『アイスバレット』のコマンドを打ち込み放つ。 その数は六、大きさは野球ボール大で撃つと同時に葵と奏に向け早苗は走る 「よっと」 「早苗ちゃんは任せたよ姫ちゃんッ!」 『アイスバレット』を最小限で横に避けた葵と大きく避けてそのまま凪に向かって行く奏 「(目に映る速さって…全然追えないですよッ!)」 向かって来る奏を見てそう思う凪 「(ホント、加速魔法の魔法式はよく出来てるよ。こんな速度で動いたら普通風とか凄いのにさ)」 風圧制御も含まれる魔法式に感心しつつ時折止まりながらも奏は動き回る 「(狙いが…ッ!)」 標的である奏のスピードに段々と目は馴れてくる…とゆうよりも馴れさせられている凪ではあるが、如何せん体が追いつていかない
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