新人戦篇Ⅰ

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一方葵と早苗はとゆうと… 「狙いが甘いよさなさなッ!」 「…同じぐらいの速さなのに…ッ!」 早苗が普段加速魔法で速くなる分だけ手加減して同じくらいの速さで動き回る葵 「同じ速さならあとは技量の域。それに私だけを視界にいれて動いてると…」 「あッ!」 「…ッ!」 葵を夢中で追いかけて攻撃していた早苗は、同じく移動しながら奏を狙っていた凪とぶつかりそうになる 「ほらほら、ちゃんと見ないと危ないよ」 「…凪ッ!」 「交代ですねッ!」 無理矢理体を動かしぶつからずに済んだ二人は、お互いの相手を変える 「別に相手を変えるのが悪いわけじゃないけど…」 「変えてもねぇー…」 葵と奏のスピードに適応出来てないのに相手を変えても意味がない 案の定、それから数分過ぎても攻撃は一撃も掠りもしない そして… 「はぁ…はぁ…」 「…少し、休、ませ…て」 加速魔法に加え『アイスバレット』と『ウインドバレット』を使っていた凪と早苗は早々にダウンしてしまう
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