新人戦篇Ⅰ

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「んー…どう思うかなかな?」 「最後らへんは周りを確認するぐらいの余裕はできてたと思うよ。姫ちゃんは?」 「かなかなと一緒だよー」 先程の模擬戦…とゆうよりは特訓と言うべきか、 それの凪と早苗の評価にそう言う葵と奏 「ふぅ………まだ二十分ぐらいしか経ってないんですね」 「…葵、ちょっと」 「ん、何さなさな?」 「…このナイフに『アイスバレット』って入れられる?」 「んー…元々振動魔法をフルに活用できるように中身が出来てるし、そこにリミッター付けたから入らないかな」 「…むー」 葵にそんな注文をし返ってきた答えに悩み出す早苗 「早苗さんはなんでそんなことを?」 「…バングルにコマンド打ってるとナイフで攻撃出来ない」 右腕が利き腕な早苗はナイフを右腕で使っている。 自然、右手で打つ為バングルは左手首に付けているわけだが…例え左手にナイフを持ち替えても攻撃の手は止まる 葵や奏は勿論、新人戦に出る生徒レベルの戦闘でコマンドを打つ時間はなるべく省くのがセオリーだろう
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