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「別に凪ちゃんだけ仲間外れってわけじゃないと思うけどなぁ…」
「だといいのですけど…」
話題も広がらず、二人の会話はそこで途切れる
しばらくして、
「よーし、そろそろお昼にしようか」
葵の一声で四人は葵と奏の自室、1D01に向かう
ーーー11:35・1-D学生寮/1D01ーーー
部屋に戻ってきた四人は各々好きに寛ぎだす
「こんなゆっくりしてていいんですかねぇ…」
「…一週間じゃ調子を高めるぐらいがちょうどいい」
「大技とか練習するのは三流のすることだよ」
「まっ、凪ちゃんとさなさなの"眼"を鍛えるのはやめないけどね」
「…えー」
何とも緩い空気が充満し始めるリビング
「っと、そろっと何か作ろうかな。リクエストあるー?」
低い脚のテーブルの前で座っていた葵はそう三人に聞きながら立ち上がりキッチンに向かう
「私は…そうですね、ホットケーキってできます?」
「材料ならあるからできるよー」
「なら姫ちゃん私もー」
「…ホットケーキ、メープル多め」
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