新人戦篇Ⅰ

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「みんなホットケーキかぁ…なら」 葵はそう言うと低い脚のテーブルの方に魔力式のホットプレートとホットケーキの材料一式、メープルシロップやチョコシロップに人数分の皿やフォーク・ナイフ等を持ってくる 「折角だしホットケーキパーティにしましょー」 材料を混ぜ合わせ温めたホットプレートで焼いていく葵 「よっと…焼けるまでちょっと待ってねー」 ホットケーキでもたい焼きでも何でもそうだが、 目の前で出来上がる瞬間とゆうものはなかなかどうして待ち遠しいものだ 例に漏れずそんな目で片面も焼けていないホットケーキをマジマジと見る凪と早苗 「そんなに見ても早く焼けないよー?」 「…むー」 「あはは…まぁそうですけど、こーゆうのって見てて意外と飽きませんよ?」 「わからなくはないけどさー…っと」 片面が焼けたのかホットプレートに流した四枚分を流した順にひっくり返していく葵 「…おー、綺麗な焼き色」 「美味しそうですね」 「だねー…っと、どれで食べよっかなー」 結局この後は食後軽く運動と"眼"の特訓をし過ぎていった
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