新人戦篇Ⅱ

3/13
前へ
/548ページ
次へ
しばらくして、 『リング整備が終わりました。1-Cと1-Dの選手はリングに上がってください』 「…終わったみたい」 「それでは行きましょうか皆さん」 「さっ、とっととダンスなんて片付けよう」 「あぁそうだな。こんなとこでやられるわけにもいかないし」 リングに上がるなりCクラスの選手の内男女一人ずつがそう言い始める 「とゆうかアイツらSMD?ダンスのくせに生意気」 「どうせ見栄だろ」 残りの男女二人もそんなことを言う 「(随分見下すんですね、まだ一年で一クラスしか違いがないのに)」 「(…試合前に流暢に喋るのは三流のすること)」 「(ほら、そろそろ構えなよ)」 小声で会話する凪と早苗に葵は注意し、リング上の八人は戦闘態勢に入る 「ではこれより1-Cと1-Dによる選考会第二戦を始めます。 3…2…1…始めッ!」 リング外で審判の開始の合図が宣言されると同時、 Cクラスの四人から『アイスバレット』が放たれる 「(この程度の密度、奏さんの全方位射撃に比べれば…)ふッ!」 数は60、大きさはゴルフボール大の『アイスバレット』を鞭を使い器用に落とす凪
/548ページ

最初のコメントを投稿しよう!

84人が本棚に入れています
本棚に追加