新人戦篇Ⅱ

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「ふぅ…相手も油断してましたし、意外と早く終われましたね」 「…うん」 「そー言えば姫ちゃん、最後何やったの?」 「振動の炎で触って脳しんとう擬きをしただけだよー。慣れれば結構楽」 リングを早々に降りた四人は次の対戦相手…くじ引きのシード枠を勝ち取った1-Eとの対戦準備の為再度十分間の休憩に入る Cクラスとはいえエクセに勝った四人に好奇と嫌悪の目が向けられていたりするが 「(この視線…嫌だなぁ…)」 『(軍でもこんな視線向けられてたでしょ)』 「(軍は軍で対処法はいくらでもあるけど、ただの学生レベルにどこまでやっていいやら)」 『(あー…まっ、ほっとけば?)』 各自水分補給や軽い柔軟をしてる中、そんな会話(口には出してないが)をしだす葵とガーちゃん 「んー…次のEクラス戦どうする?」 「?さっきみたいに戦えばいいと思いますが」 「いや、私と姫ちゃんでパッと終わらすか凪ちゃんと早苗ちゃんの経験値になってもらうかどっちがいいかなーって」 サラッと酷いことを言う奏。周りに聞こえないぐらいの大きさで会話しているので問題はないが
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