新人戦篇Ⅱ

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「あー………どうします早苗さん」 「…私的には任せてほしい」 「だ、そうですよ?」 「なら私と姫ちゃんは躱すことに専念かな」 「一応五分ぐらい経ったら手は出させてもらうよ、それでいいなら」 『リング整備が終わりました。1-Dと1-Eの選手はリングに上がってください』 話を纏め終わると同時、整備終了のアナウンスがかけられ葵達はリングに上がる 特筆することもなく、凪と早苗によるコンビネーションで終わった1-Eとの戦闘 毎回のリング整備と連戦の為二十分間の休憩を貰った葵達は、 リング周りの集団からそれなりに離れた場所に座り込み次の1-B戦に向け軽く作戦会議をしている 「基本は二人一組によるクロスファイア、状況でパートナーが入れ替わるでいいよね」 「はい」 「最初は私と凪ちゃん、かなかなとさなさなに別れる。異論は?」 「…ない」 「それと聞いた話だとBクラスの一人に刀型のMD使いがいるみたいだから、 これがそれなりにデキル相手なら私が相手。 その場合はバラケて一人一人ずつ相手にして」 「倒したら加勢していいんでしょ?」 「もちろん。さて、それじゃ各自時間までしっかり休むように」
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