新人戦篇Ⅱ

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残念ながら葵は泡まみれ、凪は水面にライトが反射していろいろ見えないが 「それにしても…エクセの人達には困りものでしたね」 「んー?まぁ一年でもそこらの差別はあるし、仕方ないんじゃない?」 トーナメント終了後、トーナメントに参加していない一年エクセ…特にAクラス(一世・狭間姉妹除く)から抗議があり、 ダンスのDクラスが代表に選ばれるくらいなら自分達から出せとゆう要求なんかをされていた もれなく鮫島の『バイブレートボイス(威力最低ver)』で完膚なきまでに沈黙(物理)されていたが 「話は変わるんですけど…今の私で本戦、戦い抜くことってできますか?」 「無理、それだけは断言しておくよ」 体を洗い流しながらそう言い捨てる葵 『最低でも葵が最後戦った剣宮流の男子に一人で相手できないと善戦は難しいでしょうね』 「そう、ですか……………あの、本戦前日まで私のこと鍛えてくれますか?」 追い討ちをかけるようにガーちゃんから言われた言葉に少し考えた凪は、 葵にそう申し出る
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