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「おのれぇぇぇぇ・・・馬の分際でぇぇぇぇ・・・！！」
馬込さんを呪うかのような低い声を振り絞りながら、女性の姿からいつものミハイさんの姿に戻っていく。
この姿のまま両親に伴侶紹介されたら、それはそれで両親が昏倒するような衝撃を受けただろうが、彼女というキーワードを刷り込まれた俺の親をどうしてくれる、この変（ピー）！！
「何てこと言ってくれてるんですか、あんたは！」
「おまえの両親に結婚を前提にお付き合いをさせていただくと伝えねば、失礼にあたるではないか！」
アホか、こいつ、いや、アホだ。
結婚を前提に、ということからしてあり得ない。
失礼を考えるなら、うちの親の前に出てこないでほしい。
叶うことなら、一生会わせたくなかったよ！ちくしょう！
「華原さん・・・それ・・・貸してください・・・」
俺は、華原さんに向かって、手を差し出した。
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