六夜

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二人を店の中に入れて、おや、と思う。 「あの、ウカさんはご一緒じゃないんですか。」 「ああ。あいつが連れてくることになっとる。とりあえず、身内だしな。」 ・・・・・・実は、昨日から考えていた。 どんな神様なんだろうかと。 天照大神様や月読命に無礼を働いて、それでも追放くらいで済んで、ウカさんの身内。 そしたら、一人、思い当たった。 少なくとも、似たような話が昔の神話にかかれていたじゃないか。 「タカさん。間違っていたら申し訳ないんですが・・・。連れてこられる神様って・・・素戔嗚尊(すさのおのみこと)ですか?天照大神様や月読命さんの弟の。」 「・・・・・・・・・すまん、そいつだ。」 やっぱり!! わあ、今更だけど無理!俺のところじゃあまりにも無理! 八岐大蛇(やまたのおろち)を退治するくらいの強い神様だ!
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