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ぷりぷり怒るお地蔵さんと、それを形ばかりなだめるタカさんと、カウンターを指でコツコツと叩いて苛立ちを隠さないミハイさん。
本日の俺の店も、これまた大層殺伐としている。
お酒の好みが三者三様なので、準備していると。
「ぎゃあ!これはこれは、宇迦之御魂神様!ご機嫌うるわしゅう!」
「うるわしいわけないだろう。タカは先に行くし、御守りまで取られるし、こんなもん押しつけられるし、おまえは役立たずだし。今、俺の機嫌は最低最悪だから、話しかけるな。」
聞いただけ超不機嫌だと分かるウカさんの声がした。
ヤタ・・・気の毒に。
今回のお出迎えの挨拶は、全然悪くないからな。
きっとしょげかえっているだろうヤタを案じていると、店の戸が開いた。
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