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行ってきますとヒロにいを抱きしめた痕にチラリと鎖骨の下に見えた、痕。それ、どーしたの、?と聞けば、ヒロにいはわかりやすく慌ててその場所を手で隠した。
昨日の夜は、陽にい仕事で帰って来れなかったし、三番目は、思考がDTすぎてきっと痕なんてつけれない。
……と、するとだ。
痕なんてつけて、自分の所有物アピールする、性根の腐った陰湿野郎は、1人しかいない。
「……どうだろうね。」
すました顔で、勝ち誇ったような笑みを向けられて、ぐつぐつと嫌な感情がわき出てくる。
「涼ちゃん。協定、結んだこと忘れてないよね?」
「もちろん。でも、ヒロからだったら問題ないんだもんね?というかさ、怒りたいのは僕の方なんだけど。」
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