日向家の長男は真紘くんにぞっこん中!!

2/7
1251人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
*日向家の長男* 俺の朝を紹介しよう!!! 朝6時に愛くるしくてどうしようもない、俺の弟兼妻((←妄想 が起こしにくる。 俺の部屋をノックも無しに我が物顔で入ってくる妻(弟)をみると、もう朝から理性なんか吹っ飛んじまいそうだ。 透き通るような白い肌に、サラリとした髪。顔は俺ににてかなりイケメン。かつ!!!! それだけじゃない!!! あいつは、日焼けなんかまずしたことないから、照れたときにはすぐにわかるくらい、ほっぺたが赤くなる!ああああっ!!かわいい!! あ。やべ。 俺の息子も起きちゃいそう。 沈まれ。と念じる。 「何、馬鹿ばっかやってんの?ほら馬鹿早く下降りてきてよ。……ご飯いらないの?」 馬鹿だと何回いえば気がすむんだこの野郎。可愛い。 『ご飯いらないの?』(コテッ) だって!!あいついつのまにあんな高度な誘い方できるようになったんだ! お兄様のためか?このお兄様のためなのか!! 仕方ない。今夜は覚悟しとけ。 「うっせーな、兄貴。早く降りてこいって。……ヒロが迷惑してんだよ」 「相変わらず、俺と真紘との扱いの差がすげぇな。尊敬するぜ。」 朝から黒いオーラを出しながら牽制しまくりの弟、健をチラリと視界の端に入れる。 正に一触即発なこの空気。 きっと、次に口を開けば、ここは戦場と化すだろう。 でも、そんなときはいつも、きまって 「─…陽兄!健!早く降りてこい!!」 俺を呼ぶ声がするから、 俺達は、あいつの怒った声音に肩をすくめ、二人並んで階段を下りた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!