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*日向家の長男*
俺の朝を紹介しよう!!!
朝6時に愛くるしくてどうしようもない、俺の弟兼妻((←妄想
が起こしにくる。
俺の部屋をノックも無しに我が物顔で入ってくる妻(弟)をみると、もう朝から理性なんか吹っ飛んじまいそうだ。
透き通るような白い肌に、サラリとした髪。顔は俺ににてかなりイケメン。かつ!!!!
それだけじゃない!!!
あいつは、日焼けなんかまずしたことないから、照れたときにはすぐにわかるくらい、ほっぺたが赤くなる!ああああっ!!かわいい!!
あ。やべ。
俺の息子も起きちゃいそう。
沈まれ。と念じる。
「何、馬鹿ばっかやってんの?ほら馬鹿早く下降りてきてよ。……ご飯いらないの?」
馬鹿だと何回いえば気がすむんだこの野郎。可愛い。
『ご飯いらないの?』(コテッ)
だって!!あいついつのまにあんな高度な誘い方できるようになったんだ!
お兄様のためか?このお兄様のためなのか!!
仕方ない。今夜は覚悟しとけ。
「うっせーな、兄貴。早く降りてこいって。……ヒロが迷惑してんだよ」
「相変わらず、俺と真紘との扱いの差がすげぇな。尊敬するぜ。」
朝から黒いオーラを出しながら牽制しまくりの弟、健をチラリと視界の端に入れる。
正に一触即発なこの空気。
きっと、次に口を開けば、ここは戦場と化すだろう。
でも、そんなときはいつも、きまって
「─…陽兄!健!早く降りてこい!!」
俺を呼ぶ声がするから、
俺達は、あいつの怒った声音に肩をすくめ、二人並んで階段を下りた。
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