似た者同士

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あ、なんだか。 間違いなく、そんな人がたくさんいたような気になってきた。 過去の事を根掘り葉掘り聞く気もないし、咎めるなんてもちろんしないけども。 居るかどうかもわからない幻影に、嫉妬してもしかたないけども。 色濃い靄は、深くなるばかり。 これからは、何がなんでも迎えに行かなくちゃ。 なんて、そんなこと考えてないで、店の事を考えなくてはいけないのだが。 杉浦さんが言い出すまで、店長の変化にまったく気付いていなかった自分に少し反省する。 もしかしたら、ちゃんとお店全体のことが見えていたら、もっと早くに気付けていたかもしれないのだ。
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