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こんなにも手間暇かけて私を中毒にするくらい、離したくないのなら。
いい加減、聞かせてくれてもいいのに。
「素直に好きって言えばいいのに」
言ってしまってから、少し後悔。
私こそ、今日はちゃんと言おうと思ってたのに。
結局、こうなってしまうけど。
多分、私たちはこれでいいのかも。
彼は私の首筋に唇を充てながら。くっと喉をならし笑った。
「お前が言え」
「貴方が言ったら」
互いに強情な私たちは、きっとこれからも変わらない気がする。
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